コラム『ふつうの市民が町田のこの課題に立ち上がり始めた!』

第1回 ごみゼロは夢じゃない“ピカリ”は我が家の宝物

2009/07/01  小林美知


(本コラムは、2007年2月よりタウンニュースに掲載された連載コラムを再掲載したものです)

 我が家にはピカリという名のペットがいて、台所の生ごみを毎日良く食べてくれる。家の生ゴミは野菜くずが主流だが、ピカリは食べ残しをほとんどしない。たまに動物性タンパク質をあげると、「たちまち消えてなくなる」と思うくらい嬉しそうに食べ尽くす。

 我が家では食事を作らなかった人が後片付けをする。特にきれい好きの長男は、ピカリが来てからというもの、流しのシンクに生ごみを貯めないですぐに食べさせる。おかげで私は翌朝生ごみの匂いのないピカピカの台所で一日を始める。ピカリが来て3年目になる。市に出す可燃ごみの中に生ごみはない。ピカリとは別名を「電動生ごみ処理機」ともいう。

 134人の市民で発足した「ごみゼロ市民会議」では、私をはじめ委員全員が最初に「我が家のごみの排出実態調査」に取り組んだ。その結果を見て驚いたのは、毎日のごみの量とその排出先または資源先を調べると、我が家の「資源化率」は最高に近い85%だった。つまり我が家から出るごみは、その殆どが燃やしたり埋め立て処分されていないことがわかったのだ。(私は5年ほど前から新聞や雑誌、古布、ビン・缶類等、資源になるものは分別して市の改修に出しているほか、区分すれば資源になりそうなものは、分別箱を作って貯めてきている)。

 石坂市長は就任早々、『ごみは燃やしたり、埋め立てたりせず、また、ごみになるものは作らない考えで、とりあえず資源化率50%台にもっていきたい。』と述べた。

 日本の市町村の中で、家庭ごみの資源化率が50%を超えている所は、私が知っている限り徳島県上勝町以外見当たらない。でも、庭も無い集合住宅に住む我が家で、ピカリの力をかりてごく普通に暮らすやり方でも、あれだけの資源化率に達するのなら、市との話し合いで条件を整えて、更に資源になるものの引き取り先を作るなどみんなで努力すれば、市全体でとりあえず50%の資源化率にするという目標は、実現可能ものに思えてくる。