コラム『晴耕雨読の日々 Sunfarm, Rainbooks』

第2回 10月24日の田んぼ再生プロジェクト

2009/10/28  桜美林大学経済学部 片山博文


 片山です。コラムをサボっているうちに、田んぼプロジェクトの方がどんどん進んでしまいました。そこで、キューバの話はおいおいすることにして、田んぼプロジェクトの報告をしていきたいと思います。


 今回の作業は、休耕田だった田んぼの開墾作業の一環として、土の中にある根をとる作業でした。これがなかなか、大変なのです。とくに、根と土が絡み合っている大きな塊をとるのが、私にとってはかなりの重労働でした。いまだに筋肉痛が・・・でも働いたなあという達成感がありました。

 私は桜美林大学の学生さんたちも誘って毎回参加しているのですが、学生さんたちにも、ぜひ感想を書いてもらうことにしました。今回は、リベラルアーツ学群3年生の佐々木ゆきえさんです。以下、彼女の感想文を紹介します。



根を取る田がやし隊

「田んぼつくり」
リベラルアーツ学群3年 佐々木ゆきえ

 この日の作業は田んぼ内にある根を取り除く、というものだった。休耕地であったために、少し離れたところに生えている木々の根が、こちらまで伸びてしまったようだ。根は硬く、長く伸びていて、想像以上にてこずり、時間がかかった。土を掘り起こすと虫が出てきては逃げていく。私は小さい頃、庭の虫を見るのや、トカゲを捕まえるのが好きだったから、実はこの作業には抵抗があった。彼らは無事にまた、土の中にもぐっていけただろうか。

 たった半日の作業だったが、これを通して一番感じたことは、人の命は他の生き物の命の上に成り立つというのは本当だ、ということだ。根を切り、土を掘り起こし、土地を開墾する。この足の下に、直接的にも間接的にも、どれだけ多くの命があるだろう。出来合いのものだけを食べていてはなかなか意識できないこれらのことを考える機会になった。


 農業従事者の方たちの苦労は、たったの半日ではきっとほとんど分かっていないだろう。今後も参加することで、農業について、この仕事に携わる人たちについて、その大変さや大切さ、楽しさも、見て、実感していきたい。