日々のゼロ・ウェイスト - 包装容器圧縮法

「レジ袋持参し、生ゴミ処理もしているのに、ゴミを出す量が減ってない...」
環境を意識して実践しているのに、こんな悩みを持っている皆さんのために、本会会員から具体的な対処方法が寄せられました。是非ご活用ください。

会員からのメッセージ

 「私の住む町内では、月曜日は燃えないごみ(プラスチック等)、火曜日と金曜日は燃えるごみ、水曜日(ビン・缶)と木曜日(ダンボール・雑紙)は資源ごみの収集日で、結局ごみの収集車が町内を週5日も走り回っています。

 エコとか温暖化とかはなんとなく気になっていても、なかなかみんなの意識もかわりません。子供たちの未来がどうなるかって考えると、胸が押しつぶされるような思いです。それでも町田市では、ごみ袋の有料化を始めてからすこしずつごみは減っています。脱焼却・脱埋め立てを真剣に考えればごみはもっと減って、地球の未来にも希望がもてそうな気がしています。

 私のうちでは、町田市の生ごみたい肥化の助成制度を利用して、生ごみを燃えるごみに出さなくなりました。細かい紙類も全て雑紙として資源に出すと、なんと燃えないごみは月に1回出すだけで済むようになりました。そうすると、目立つのが食品包装のプラごみです。町田市では、容リ法に基づいたプラスチック中間圧縮のための処理施設は、安全性の確認ができないために建設を白紙に戻して現在に至っています。プラごみをどうするかは生産者の責任、販売者の責任でもありますが、それだけでなく市民ひとりひとりの考え方が変わらなければ、このやっかいなごみは減りません。

 そこでわたしは、今すぐ個人でできるプラの削減を実践したうえで、プラごみを出す回数を実際に減らしてみようと考えました。それがこの、「家庭軟質プラ・ダンボール蓄積法」です。この方法を実践すると、自然とプラごみの自宅再利用などの方法を考えるようにもなります。やり方はとても簡単です。たくさんの人に実践に参加してもらえたらと思います。

 この方法のおかげで、私のうちでは、燃えるごみは月1回、燃えないごみは2ヶ月に1回しか出さないで済んでいます。多くの人が協力し合ってごみを減らす輪が広がっていけば、日本を走るごみ収集車から出るCO2や排ガスを8分の1にまで減らすことが可能になります。日本も大きな温暖化ガスの排出削減目標を課しています。この方法は案外やってみると簡単なうえに、手軽に大きな効果が得られます。

 子供たちの未来の地球環境を少しでも守るために、この方法を試してくれる仲間がふえますように!」

実践手順

 2リットルのペットボトル6本入りの空きダンボールをスーパーなどでもらってきます。↑の写真のように上のふたの部分は外側にたたみ、布ガムテープなどでとめます。この時箱の内側の寸法を測っておくと、ゴミ袋の使用量がわかります。この例では、縦7.5cm×横32.5cm×高さ31cm…で、約75ℓになります。

 押さえのフタを作ります。写真はダンボール2枚合わせに布ガムテープで補強。取り出しやすいようにガムテープで取っ手を端につけました。

  

 町田市にお住まいの方は、市指定の20リットルの燃えないごみの袋をセットします(他市にお住まいの方は同様な20リットルの袋を準備してください)。2リットルのペットボトル6本入りの空きダンボールに調度良い大きさです。
そのなかに軟らかいプラのごみ(容器包装プラ)をきれいな乾いた状態で、コツコツたいらに伸ばしながら溜めていきましょう。

  

 適当な重さと大きさのおもしをします。漬け物石の要領ですね。写真では、生協のABパックの水,1リットル6本入りのダンボール(総量6,4kg)に、紐の持ち手をガムテープで付けたものを使用しています。

 ↑の写真のように、硬めのプラスチックは同じ形で重ねて別のダンボールに溜めます。硬質プラスチックは重ねるだけでもかなりの密度になり、20リットルの袋に1.9kg~2.6kgは圧縮しなくてもうまく詰め込めます。

  

 ごみがいっぱいになったら、袋の上を結んで梱包は完了です。
溜めた容器包装プラスチックは、はたしてみなさんのご家庭で何週間分でしたか?どのくらい溜まったでしょう。この写真の例でおおよそ2kg前後となり、容器包装リサイクル法が定めているプラスチックの圧縮中間処理と同じ密度になります。